【9月23日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は22日、米最高裁判所のルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)判事の死去に伴う後任人事を26日に発表すると明らかにした。

 トランプ氏率いる共和党は速やかに、上院の採決で指名を承認したい構えだ。これに対し、次期大統領の座をトランプ氏と争うジョー・バイデン(Joe Biden)氏を筆頭とする野党・民主党は、先週死去したギンズバーグ氏の後任選びを11月の大統領選後に実施するよう要求している。

 トランプ氏はこれまでの在任期間で最高裁判事に保守派の2人を指名している。リベラル派でトランプ氏を批判していたギンズバーグ判事が死去したことで、最高裁の判事9人のうち保守派が6人になった。

 民主党が要求する後任選びの先延ばしに共和党は応じない姿勢で、また指名承認手続きを行う上院は共和党が過半数を占めるため、大統領選でトランプ氏がバイデン氏に勝利するか否かにかかわらず、米最高裁は今後長期的に保守化する可能性がある。

 上院の共和党指導部は、指名承認のための採決を大統領選前、もしくは最悪でも大統領選と来年1月の次期大統領就任の間に行うことに十分な支持を得ているとしている。

 上院の勢力は現在、共和党53議席、民主党47議席。共和党議員のうち2人が大統領選前の承認採決に反対しているが、それでも共和党は採決実施に十分な優勢を確保している。

 トランプ氏に批判的な立場で知られ、造反する可能性があるとみられた共和党のミット・ロムニー(Mitt Romney)議員は22日に沈黙を破り、承認手続きを実施するべきだとの考えを示した。(c)AFP/Elodie CUZIN, Sebastian Smith