【9月23日 Xinhua News】「北珠」は一般的に中国北方地域で生産される真珠を指す。大粒で丸く、光沢に富むことから、高品質な真珠の代名詞とされている。

 中国河北省(Hebei)秦皇島市(Qinhuangdao)にある燕山大学の羅永安(Luo Yongan)教授率いる研究チームは、2003年に北緯40度の同省秦皇島地区で「北珠」の養殖研究に着手。18年には同市盧竜県の暁琴種植専業合作社(真珠養殖の共同組合)と提携し、同県潘庄鎮の桃林営ダムで「北珠」の養殖業の発展を推進した。

 現在、「北珠」養殖基地の水面の面積は100ムー(約6・67ヘクタール)余り。1ムー(約667平方メートル)当たりの真珠貝の生産量は1500個以上、年間生産額は6万元(1元=約16円)を上回る。また、真珠を高度に加工した一連の製品を開発することで、合作社の農民の利益を効果的に高めている。(c)Xinhua News/AFPBB News