【9月22日 AFP】20NFLは21日、第2週の試合が行われ、ラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)はネバダ州での新時代の幕開けとなる一戦で、ニューオーリンズ・セインツ(New Orleans Saints)に34-24で勝利した。

 昨シーズン終了後にカリフォルニア州オークランド(Oakland)からギャンブルで有名な砂漠の街ラスベガス(Las Vegas)に本拠地を移転したレイダースは、今季のスーパーボウル(Super Bowl)優勝候補に挙げられるセインツを粉砕するという記憶に残るホームデビューを飾った。

 中でもQBデレック・カー(Derek Carr)はこの日、タッチダウンパス3本を通すなど、パス38本中28本を成功させ合計282ヤードを記録したほか、インターセプトは1本も許さなかった。対するセインツは、司令塔のドリュー・ブリーズ(Drew Brees)がタッチダウン1本を含めて合計312ヤードをマークした一方で、インターセプトも1本許した。

 この勝利は、ラスベガス中心部に位置し、「デス・スター(Death Star)」の愛称もある黒い宇宙船のような総工費19億ドル(約1980億円)のアレジアント・スタジアム(Allegiant Stadium)での初戦を記念するものとなった。

 しかしながら、レイダースは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する懸念から多くのチームのようにスタジアムへのファンの入場を禁止しており、この白星を見届けたファンはいなかった。(c)AFP