【9月22日 AFP】男子テニスのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は21日、マグヌス・ノーマン(Magnus Norman)コーチとの師弟関係に「双方合意の上」で終止符を打つと発表した。両者は8年間タッグを組み、四大大会(グランドスラム)で通算3度の優勝を成し遂げた。

 現在35歳のワウリンカは、2014年に全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2014)を制覇し、同年に世界ランキングで自己最高の3位に到達。さらに翌年には全仏オープンテニス(French Open 2015)で優勝し、2016年には全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2016)のタイトルも獲得した。

 現在は世界17位につけるワウリンカは、スウェーデン出身のノーマン氏との絆について、「われわれには最高に強く、楽しく、そして大成功を収めた結びつきがあった」「この競技で一緒に高みに到達した。自分が夢みてきた勝利の全てをかなえる手助けをしてくれた彼に感謝したい。彼は素晴らしい指導者、友人、そして師匠であり、これからもずっと親愛なる友だ」と自身のインスタグラム(Instagram)アカウントにつづった。

「グランドスラムでの優勝は、自分にとって人生が変わる経験になっている。彼(ノーマン氏)がいなければ、それは成し遂げられなかった」

 ワウリンカはロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)という「ビッグ3」の牙城を崩した数少ない選手の一人。この3人が君臨している現世代において、グランドスラムを複数回制覇しているのは、他にアンディ・マレー(Andy Murray、英国)しかいない。(c)AFP