【9月22日 AFP】北極海の海氷が今年の夏季、42年間の観測史上2番目に小さい面積にまで融解したことが、米研究チームの21日の発表で明らかになった。地球温暖化の深刻な影響を示す新たな証拠となった。

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 北極海の海氷は毎年、夏に融解し、冬に再び形成されるサイクルを繰り返しているが、1979年から衛星画像を用いて取られている記録からは、最小面積が大幅に縮小していることが示されてきた。

 コロラド大学ボルダー校(University of Colorado Boulder)国立雪氷データセンター(NSIDC)の研究チームによると、今年の最小面積は9月15日に記録した374万平方キロだった。(c)AFP