【9月21日 AFP】世界ラリー選手権(WRC 2020)第5戦ラリー・トルコ(Rally Turkey 2020)は20日、3日目が行われ、トヨタ(Toyota)のエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)が逆転で優勝を果たした。

 同じトヨタのセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)がリタイアしたことで、エバンスは総合順位でもトップに浮上している。

 エバンスはこの日、トップだったヒュンダイ(Hyundai)のティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)から1分遅れの4番手でスタートしたが、ライバル選手たちが最初のステージでパンクに見舞われる中で安定した走りを見せ、全4ステージを制した。

 ヌービルを35.2秒差の2位、ヒュンダイのセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)を3位に抑えたエバンスは、「タフな1週間だった」「この1週間はそこそこの出来の日がほとんどだったし、きのうの午後で優勝のチャンスは消えたかと思っていた。いい走りをして、しっかり真ん中を走ることを心がけた」と語った。

 今シーズン2戦を残し、エバンスはオジェとのポイント差を18としている。母国で行われた第4戦ラリー・エストニア(Rally Estonia 2020)を制したヒュンダイの前年覇者オット・タナック(Ott Tanak)は、エバンスから27ポイント差となっている。(c)AFP