【9月21日 AFP】インド西部で21日未明、3階建てのアパートが倒壊し、10人が死亡、最多で25人が生き埋めとなった恐れがある。当局が明らかにした。

 現地当局によると、倒壊は21日午前3時40分(日本時間同日午前7時10分)ごろ、金融の中心地ムンバイ近郊にあるビワンディー(Bhiwandi)で発生。

 ビワンディーを統括するターネー(Thane)市の当局者はAFPの取材に対し、「10人が死亡し、これまでに生存者11人を救助した」と明らかにした。

 インド国家災害対応部隊(NDRF)の長官は、特殊な器具を装備し、災害救助犬を連れたチームが救助を試みているとツイッター(Twitter)に投稿。また、「20~25人が閉じ込められている恐れがある」と説明した。

 NDRFの公式ツイッターアカウントに投稿された動画には、頭上に電線が垂れる中、コンクリートとれんがのがれきを念入りに調べる救助隊の様子が映っていた。

 現時点では、倒壊の原因は明らかになっていない。インドでは6~9月のモンスーン期に雨が数日にわたって降り続くことがあり、老朽化した建物が崩れることがよくある。(c)AFP