【9月21日 AFP】20-21イタリア・セリエAは20日、第1節の試合が行われ、リーグ10連覇を目指すユベントス(Juventus)は3-0でサンプドリア(Sampdoria)を下し、アンドレア・ピルロ(Andrea Pirlo)監督の初陣を白星で飾った。

 13分にデヤン・クルゼフスキ(Dejan Kulusevski)のデビュー戦初ゴールで先制したユベントスは、78分にレオナルド・ボヌッチ(Leonardo Bonucci)が加点すると、終了間際にクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が3点目をマークした。

 新型コロナウイルスの感染拡大によりリーグ戦が無観客開催となって約7か月が経過する中、セリエAでは観客数を制限して試合が行われる運びとなり、この日選手は約1000人の前でプレーした。

 夏に前指揮官のマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)氏からバトンを受けたピルロ監督は、これ以上ない形で指導者としてのキャリアをスタートした。

 欧州サッカー連盟(UEFA)のプロライセンスを数日前に取得し、百戦錬磨のクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督率いるサンプドリアから勝利を収めた41歳の新指揮官は、「プレーのモデルをまとめ上げるまで時間がかかるだろうが、コピー・アンド・ペーストをするつもりはない」と話した。

「きょう、そしてノヴァーラ(Novara Calcio)との練習試合で見えたことがある。時間はかかる。何人か選手を欠いているが、現有戦力でベストを尽くそうと努力した」

 次節ユベントスは、前日の開幕戦で引き分けたASローマ(AS Roma)とアウェーで戦い、第3節ではこの日パルマ(Parma Calcio)に2-0で勝利したナポリ(SSC Napoli)と対戦する。(c)AFP/Emmeline MOORE