【9月19日 AFP】米当局は18日、中国のSNSアプリ「ティックトック(TikTok)」と「微信(WeChat、ウィーチャット)」について、国家安全保障上の脅威だとして20日からダウンロードを禁止するよう命じた。AFPは両アプリについて図解でまとめた。

■ティックトック:2018年8月、中国企業バイトダンス(字節跳動)が全世界に公開

・あらゆるトピックの15~60秒間の動画の制作・共有が可能

・中国市場では2016年9月公開のアプリ「抖音」が別途継続

・月間アクティブユーザーは推定8億人

・中国在住ユーザー57%、中国以外のアジア圏在住ユーザー36%

・2019年の中国以外でのダウンロード数、トップはインドの3億2300万件

・世界全体のダウンロード数は推定22億件

・2019年の米国でのダウンロード数は4600万件

・2020年6月のユーザー課金額は9070万ドル(約95億円)超

■ウィーチャット:2011年、中国のIT大手・騰訊控股(テンセント)が微信の名で公開

・簡易メッセージアプリとしてスタート。現在はゲームからショッピング、電子決済までさまざまなサービスを提供

・月間アクティブユーザーは11億7000万人

・中国国内のモバイルデータ通信の34%を占める

・利用者数世界5位のSNSアプリ

・1日当たりの音声・動画通信は4億1000万件

・2019年第4四半期の「微信支付(ウィーチャットペイ)」の月間アクティブユーザー数は5000万人

・米国の月間アクティブユーザー150万人:2019年9月

・2019年の広告収入:76億ドル(約8000億円)

(c)AFP