【9月19日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は18日、スペイン代表MFティアゴ・アルカンタラ(Thiago Alcantara do Nascimento)を2000万ポンド(約27億円)と報じられる移籍金でドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)から獲得した。

 7年過ごしたバイエルンを去る決断を下し、リバプールとの「長期契約」に合意したティアゴは、古巣で収めた成功を新天地で再現すると宣言した。

 ブンデスリーガ1部、ドイツカップ(German Cup 2019-20)、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)の昨季3冠を置き土産にバイエルンを離れ、アンフィールド(Anfield)へ戦いの場を移したティアゴは、リバプールのウェブサイトで「素晴らしい気分だ。ずっとこの瞬間を待っていた。ここにいられて幸せだ」と喜んだ。

 ティアゴは4年契約にサインしたものとみられている。数か月間ティアゴの動向を追っていたリバプールは、バイエルンに追加ボーナスとして500万ポンド(約6億7500万円)を支払う用意があるという。

 背番号6をつけるティアゴは、リバプールにとってギリシャ代表の左SBコスタス・ツィミカス(Kostas Tsimikas)に次ぎ、昨季終了後では2人目の新戦力となった。

 2013年にスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)から現在マンチェスター・シティ(Manchester City)を指揮するジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督が率いていたバイエルンに加入したティアゴは、契約を1年残していたものの、新たなチャレンジに踏み切った。

 ティアゴはドイツでブンデスリーガ1部を7度、ドイツカップを4度制したほか、クラブW杯(FIFA Club World Cup)、そして昨季はチャンピオンズリーグで優勝を経験しており、ユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の下でも同じような成功を収められると確信している。

「年齢を重ねれば重ねるほどできる限り多くのタイトルを取りたいと思うし、勝てばもっと勝ちたくなる」「このクラブは自分自身を表していると思う。目標を全部達成したい。できるだけたくさんトロフィーを取りたい」

「クラブと緊密な関係を持ちたいので、自分は家族のようなムードを必要としているが、このクラブでも同じように感じられると思う」「ピッチではチームメート、クラブ、そしてファンに全身全霊をささげるよ」 (c)AFP