【9月19日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)は18日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)と前年覇者で第2シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)が共に準々決勝進出を果たした。

 同大会では2017年、2018年の2度準優勝を経験しているハレプは第1セット0-3とリードされながらも、ダイアナ・ヤストレムスカ(Dayana Yastremska、ウクライナ)に7-5、6-4で勝利した。

「大きな視点で見ると素晴らしい試合だったと思う。強打を仕掛けてくる相手との厳しいコンディションの中でも、ストレートで勝つことができたという自信になる」と話したハレプは次戦、第10シードのエレナ・リバキナ(Elena Rybakina)とのカザフスタン対決を4-6、7-6(7-3)、6-2で制したユリア・プチンツェワ(Yulia Putintseva)と対戦する。

 新型コロナウイルスの懸念を理由に全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)を欠場し、現在は2018年に優勝した全仏オープンテニス(French Open 2020)に向け調整を進めているハレプは、今大会で先月のプラハ・オープン(Prague Open 2020)に続く優勝を狙っている。

 世界4位のプリスコバは、同65位のアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova、ロシア)に6-4、6-3で快勝し、第11シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)との準々決勝へ駒を進めた。

 第9シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は、前年のファイナリストで今大会第7シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)に6-4、6-1で勝利し、イタリア国際で自身3度目となる8強入りを果たした。

 元全仏オープン女王のムグルサは次戦、全米オープン準優勝のビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)と激突する。アザレンカは対戦相手のダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)が第1セットのタイブレーク中に負傷棄権したことで勝ち上がりを決めた。

 2017年、2018年にいずれもハレプを決勝で倒してイタリア国際を制している第4シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は7-6(8-6)、6-4で四大大会(グランドスラム)2勝のスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova、ロシア)に勝利。準々決勝では第12シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)と対戦する。(c)AFP