【9月18日 時事通信社】中国国防省の任国強報道官は18日の記者会見で、中国軍東部戦区が台湾海峡で実戦演習を同日開始したと発表した。17日からのクラック米国務次官の訪台をけん制する狙いで、任氏は「今の台湾海峡情勢、国家主権・領土の維持に向けた正当かつ必要な行動だ」と強調した。

 一方、台湾国防部(国防省)は18日、中国軍の戦闘機が同日午前に台湾海峡上空の中間線を越えたほか、爆撃機などが台湾西南空域の防空識別圏内に入ったと発表した。戦闘機「殲10」「殲11」「殲16」計16機と爆撃機「轟6」2機で、異例の多さ。台湾側は空軍機を緊急発進(スクランブル)させたという。

 中国は、大陸と台湾は不可分とする「一つの中国」原則に背くとして、米台の公式交流に反対している。任氏は「台湾を使って中国を制御したり、外国勢力に頼って自分を大きく見せたりするのは妄想で、必ず行き詰まる」と米台双方を批判。「火遊びする者は自ら焼け死ぬ」と警告した。(c)時事通信社