【9月19日 Xinhua News】中国北京市ではこのところ、北京動物園五輪パンダ館で飼育されている3歳のジャイアントパンダ「福星(フーシン、Fu Xing)」の頭頂部に小さな「はげ」が現れたことに対し、入園者やネットユーザーから心配の声が上がっている。

 福星は2017年6月25日生まれ。ふくよかな体形を意味する「胖大海(パンダーハイ、Pang Dahai)」のあだ名を持ち、短文投稿サイト微博(ウェイボー)上の関連コミュニティーはフォロワー数2万人超の人気を誇る。

 同園は福星の異変に気付くとすぐに館内の点検と獣医師による検査、予防処置などを実施し、専門家を招いて診察を行った。

 張成林(Zhang Chenglin)副園長は、検査の結果、脱毛の原因は外傷や細菌感染ではなく、活発に動く年頃の福星が頻繁に転げ回り、地面に頭をこすりつけたことによる摩耗と分かったと述べた。

 福星の頭部の状態は現在、回復傾向にある。今後は飼育設備を充実させ、運動量や飼育員との交流を増やすことで気分転換を促し、転げ回る行動を減らしていく。(c)Xinhua News/AFPBB News