【9月18日 AFP】(更新)全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)で四大大会(グランドスラム)3勝目を挙げた大坂なおみ(Naomi Osaka)が17日、太もも裏のけがを理由に全仏オープンテニス(French Open 2020)を欠場すると発表した。

 大坂は自身のソーシャルメディアで「残念ながら今年は全仏オープンに出場できない」「まだハムストリングに痛みがあり、クレーに向けて整える時間が足りない。私にとっては、今年のこの2大会は互いに(時期が)近すぎた」と述べた。

 今年の全仏オープンは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、9月27日から開幕する予定となっている。

 22歳の大坂は、12日に行われた全米オープン決勝でビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を1-6、6-3、6-3の逆転で下し、2018年の全米、2019年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)に続くグランドスラム優勝を果たした。

 大坂は全米オープンの開幕2日前に行われたウェスタン&サザンオープン(Western and Southern Open 2020)の決勝も左ハムストリングのけがで棄権し、身体面に不安を抱えながら大会に臨んでいた。ウェスタン&サザンオープンの準決勝で筋肉を痛めたという大坂は、全米オープンでは左太ももに厳重にテープを巻いてプレーしていたが、けがによる影響は感じさせなかった。

 全仏オープンの女子シングルスでは、前年覇者のアシュリー・バーティ(Ashleigh Barty、オーストラリア)も今月初めに欠場を発表している。バーティは出場に伴う健康面のリスクが拭えないことに加え、オーストラリア国内の移動制限によりコーチと十分に練習ができていないことを理由に挙げている。(c)AFP