【9月18日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)は17日、女子シングルス2回戦が行われ、絶好調の元世界ランキング1位ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)は大会第3シードのソフィア・ケニン(Sofia Kenin、米国)に6-0、6-0の「ダブルベーグル」で圧勝し、3回戦へ駒を進めた。

 全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)で準優勝に輝くなど、前週まで米国のハードコートで見事な活躍を見せたアザレンカは、クレーでの戦いに難なく切り替え。ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)をストレートで下した1回戦の勢いをそのままに、この日は1ゲームも落とさずに全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2020)女王のケニンを破った。

 一度もブレークピンチを迎えず、ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)との3回戦に進出したアザレンカは「安定感がこのスコアになるカギだったと思う。きょうはサーブを賢く使えた」とコメントした。

 全米オープンの前哨戦として行われたウェスタン&サザンオープン(Western & Southern Open 2020)で2016年以来のタイトルを獲得した四大大会(グランドスラム)2勝のアザレンカは、同年に出産を経験し、さらには親権争いに巻き込まれて2年間はコートを離れる時期が続いたが、31歳になった現在は世界ランクも14位まで上げてきている。

 その他の試合では、第5シードのキキ・ベルテンス(Kiki Bertens、オランダ)もポロナ・ヘルツォグ(Polona Hercog、スロベニア)に4-6、4-6で敗れ、大会から姿を消した。

 第9シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)は16歳のコリ・ガウフ(Cori Gauff、米国)を相手に1セットを落としたが、7-6(7-3)、3-6、6-3で振り切り、第7シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)との3回戦へ駒を進めた。

 前年準優勝のコンタはイリーナ・カメリア・ベグ(Irina-Camelia Begu、ルーマニア)に6-0、6-4で快勝。また、第12シードのマルケタ・ボンドロウソバ(Marketa Vondrousova、チェコ)、ロシアのスベトラナ・クズネツォワ(Svetlana Kuznetsova)も勝ち上がりを決めている。(c)AFP