【9月18日 AFP】ジョージア内務省は17日、同国ラグビー協会(GRU)の副会長が選手に発砲して脚を負傷させた容疑で逮捕されたと公表した。

 世界ランク12位のレロス(Lelos、ジョージア代表の愛称)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への懸念を理由に辞退した日本代表の代わりに出場するオータム・ネーションズカップ(Autumn Nations Cup 2020)の開幕まで2か月を切る中で、今回の不可解な事件は起きた。

 内務省の担当者によると、GRUの副会長を務めているメラブ・ベセリア(Merab Beselia)容疑者は、銃器の不法購入・所持・携帯および意図的に相手に軽傷を負わせたとして16日に身柄を拘束された。

 容疑者に撃たれたのは、ラグビー選手でジョージアの7人制代表チームの元指導者でもあるラマズ・ハラジシュビリ(Ramaz Kharazishvili)。同選手は脚を負傷して手術を受けたが、命に別条はないという。

 事件が発生したのはGRUのオフィスで、二人の間でいさかいが起きた後だった。有罪が確定すれば、ベセリア容疑者は最大で禁錮3年を科される可能性がある。

 GRUは8月に会長が辞任して以来、混乱が続いている。(c)AFP