【9月17日 AFP】神経剤ノビチョクを使った毒殺未遂の被害に遭ったとされるロシアの野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏(44)の陣営は17日、ドイツの専門家らが、同氏が意識不明に陥る前に宿泊したホテルの飲料水のボトルからノビチョクを検出したと発表した。

 ナワリヌイ氏の陣営関係者が動画で発表したところによると、ドイツの軍事研究所の専門家らが、シベリア(Siberia)のトムスク(Tomsk)にあるホテルの部屋にナワリヌイ氏が残したミネラルウオーターのボトルから、ノビチョクの痕跡を検出したという。

 ドイツは、ナワリヌイ氏に対しノビチョクが使われたと結論付けているが、このボトルが鍵となる証拠になったとみられる。(c)AFP