【9月22日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)は21日、男子シングルス決勝が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-5、6-3で第8シードのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman、アルゼンチン)を下し、全仏オープンテニス(French Open 2020)開幕を数日後に控える中、フォロ・イタリコ(Foro Italico)で通算5度目の優勝を果たした。

 世界ランク1位のジョコビッチは、これでマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)の優勝回数で宿敵ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)を一つ上回り、歴代単独1位のキャリア36勝目を記録した。試合後には、「パリ(全仏)に向けて、ここローマはこれ以上ない大会になった。また一つビッグタイトルを獲得できて、本当にうれしい」とすると、「この1週間はベストのプレーができたとは思っていないが、ここぞという場面で必要とされる最大限の力が発揮できた思う」とコメントした。

 2週間前の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)では誤って線審にボールをぶつけて失格となったジョコビッチは、その際にやり残していた仕事を今大会でやり遂げ、今季の通算成績も同大会での敗戦を除いて32戦31勝に伸ばした。

 ジョコビッチはこれまでローマ大会の決勝に計10回目進出しているものの、優勝するのは2015年以来。それ以降はナダルに屈した昨年大会を含めて3度準優勝に終わっていることから、「最高のテニスではなかったにしても、良い1週間になった。満足している」と話した。

 一方のシュワルツマンは、準々決勝で通算9度の大会制覇を誇るナダルに番狂わせを演じていたものの、20日の準決勝が3時間以上の激闘となり、この日の決勝でも小雨の中でのプレーとなってエネルギーが尽きてしまった。試合開始直後は2ゲームをブレークして3-0とリードする最高のスタートを切ったものの、四大大会(グランドスラム)通算17勝のジョコビッチを前にその勢いは続かず、同カードの対戦戦績も0勝5敗となった。(c)AFP/Anthony LUCAS