【9月17日 AFP】2015年にワールド・サーフリーグ(WSL)の年間王者に輝いたブラジルのアドリアーノ・デ・ソウザ(Adriano de Souza)が16日、2021年シーズンを最後に現役を引退すると発表した。

 サーフィン界では近年、ブラジル出身選手の台頭が目立っており、現在33歳のデ・ソウザも「ブラジリアン・ストーム」として知られる有名選手の一人だ。

 デ・ソウザはオンラインで行われた記者会見で「世界ツアーで15年過ごせば少し疲れるものだ。1年ごとに厳しさが増す」「2021年が自分のプロとしての最後の年になる」と語った。

 身長167センチと小柄のデ・ソウザは2015年、前年のガブリエル・メディナ(Gabriel Medina)に次ぎブラジル人として史上2人目となる世界タイトル獲得を果たした。WSLでは、現王者のイタロ・フェレイラ(Italo Ferreira)も同じくブラジル出身となっている。

 デ・ソウザはサーフィンが初めて正式種目となる2021年の東京五輪の予選を欠場しており、ブラジル代表としてはフェレイラとメディナの二人が出場することになっている。(c)AFP