【9月17日 AFP】サッカー・ポルトガル1部リーグの開幕を2日後に控える中、スポルティング・リスボン(Sporting Lisbon)で新型コロナウイルスの陽性反応者が10人出ていると、クラブに近い関係者が16日に明かした。

 ルベン・アモリン(Ruben Amorim)監督や8人の選手を含む陽性反応者は、いずれも無症状だという。

 同リーグの新シーズンは18日に無観客で開幕する予定で、スポルティングは19日に同じく新型ウイルスの被害が大きいジル・ヴィセンテ(Gil Vicente)をホームに迎える。

 選手10人とコーチングスタッフ5人の計15人が陽性反応を示したジル・ヴィセンテだが、陰性の選手だけでこの日練習を再開したと明かした。

 ジル・ヴィセンテの広報担当者はAFPに対し「隔離が解除され、チームはけさ、練習できる15選手だけでトレーニングを再開した」ものの、陽性反応者は「隔離を継続している」と述べた。

 現時点でスポルティングの開幕戦は中止になっていないが、同国のアントニオ・ラセルダ(Antonio Lacerda)保健担当副大臣は14日、「それぞれの試合前に」当局が判断を下すと話している。

 3選手の陽性反応が明らかになったことを受け、スポルティングは13日に予定されていたナポリ(SSC Napoli)との親善試合を中止せざるを得なくなった。その後、同クラブの陽性反応者は15日までに7人に増えていた。(c)AFP