豚肉の供給量が次第に増加 第4四半期に需給改善 中国
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【9月17日 Xinhua News】中国農業農村部は15日、8月の国内の豚飼育頭数が前月比4・7%増となり、7カ月連続で増加したことを明らかにした。前年同月比では31・3%増だった。繁殖可能な雌豚の基本的生産能力がさらに強化され、豚肉市場の供給は徐々に改善されつつある。
繁殖可能な雌豚の飼養頭数は前月比3・5%増で11カ月連続の増加となり、前年同月比では37・0%増えた。
同部畜牧獣医局の関係者は「豚肉の生産・輸入の増加や新型コロナウイルスの感染流行後における豚肉消費需要の回復、中秋節・国慶節連休期間中の豚肉消費増加などを総合的に考慮すると、豚肉の需給は依然ひっ迫している。供給量が持続的に増えることで、需給関係は第4四半期(10~12月)に緩和し、豚肉の平均価格は前年同期の水準を下回る見通しだ」と語った。
専門家のシミュレーションによると、9~12月の出荷頭数は月ごとに増え、累計出荷頭数は平年を下回るが、前年同期比17・3%増となり、供給状況は昨年より良化する。(c)Xinhua News/AFPBB News