【9月17日 AFP】20-21フランス・リーグ1は16日、第1節の延期分が行われ、ホームのパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はユリアン・ドラクスラー(Julian Draxler)が試合終了間際に決勝点をマークし、メッス(FC Metz)を1-0で下して今季初白星を挙げた。

 キックオフ前から多くのスター選手を欠いたPSGは、後半アディショナルタイムにドラクスラーがこぼれ球を押し込んで今季クラブの初ゴールを挙げた際には、9人でプレーしていた。

 PSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は試合後、「率直に言ってとても誇らしい。信じられないよ。いまだに信じることができず、今も試合のことを考えなければならないほど」とコメントした。

 主力の大半が不在となった状況で試合に臨んだPSGは65分、DFアブドゥ・ディアロ(Abdou Diallo)がこの日2枚目のイエローカードを受けて、数的不利になった。さらに、すでに交代カードを使い切っていた終盤には、63分から途中出場していたDFフアン・ベルナト(Juan Bernat)が足首を負傷してピッチを離れたため、9人でのプレーを余儀なくされた。

 トゥヘル監督は「全てのファンが誇りに思っていい。9人対11人だったが、それでもわれわれは勝利に値した」と続けた。

 同国プロサッカーリーグ連盟(LFP)はこの試合中、PSGが0-1で敗れ、選手同士の衝突が発生した13日のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)戦で退場になったネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)に2試合、ライヴィン・クルザワ(Layvin Kurzawa)に6試合の出場停止処分を科した。

 PSGの主力アタッカーであるキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は新型コロナウイルスによる隔離が続いており、ティロ・ケーラー(Thilo Kehrer)とマルコ・ヴェッラッティ(Marco Verratti)は負傷中となっている。

 一方、マウロ・イカルディ(Mauro Icardi)やマルキーニョス(Marcos Aoas Correa “Marquinhos”)、ケイロール・ナバス(Keylor Navas)は隔離期間を終え、この試合で復帰を果たした。(c)AFP