【9月16日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部における観客のスタジアム入場に関して6週間の試験期間が15日に合意されたことを受け、今週末に開幕する同リーグの新シーズンではファンの入場が一部許可されることになった。

 同国政府などは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の1週間の新規感染者数が人口10万人当たりで35人以下になれば、その地域の1部クラブに対して収容人数の2割までの観客の入場を認めた。

 これにより、18日にアリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)で行われる王者バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)とシャルケ04(Schalke04)の今季開幕戦には、約1万5000人が入場できるようになった。

 スタジアムで観戦するファンはマスクを着用し、他の人と1.5メートル離れなければならず、試合会場でのアルコールは禁止されており、アウェーサポーターの入場も認められていない。

 多くのチームが本拠地を置くノルトライン・ウェストファーレン(North Rhine-Westphalia)州のアーミン・ラシェット(Armin Laschet)州首相は、「スポーツイベントはファンの応援や観客の雰囲気あってのもので、今回の合意はブンデスリーガの試合だけでなくアマチュアスポーツにも適用される」とコメントした。

 同国では、前週末に行われたドイツカップ(German Cup 2020-21)1回戦でも、観客動員が試験導入されていた。

 観客を入れてブンデスリーガ1部の試合が行われることになれば、今年3月8日以来となる。(c)AFP