【9月16日 Xinhua News】武田薬品工業の中国法人、武田薬品(中国)が主催する第1回希少疾患患者交流サミットがこのほど、四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で開かれた。

 同社は今回、中国の希少疾患患者組織活性化プロジェクトの立ち上げに対する支援を発表し、各患者組織の発展段階の特徴に応じて成長マップを個別に作成。正確な位置付けを支援するとともに、中国の希少疾患事業の発展を推進する。

 希少疾患では、患者組織が団結し、患者のために積極的に声を上げ、希少疾患事業の発展を推進することが、他の疾患よりもさらに重要となる。中国では、大部分の患者組織が2000年以降に設立されたため、専門人材が少なく役割が限られているなどの問題に直面しており、依然として発展の初期段階にある。

 こうした現状に対応するため、同プロジェクトでは「患者組織の成長マップ」を発表。各組織に対して深く調査分析を行い、各組織が自身の発展段階における位置付けを明確化するのを支援するとともに、各段階の患者組織の特徴を掘り起こして適切に育成し、その成熟度と専門性を高めていく。(c)Xinhua News/AFPBB News