【9月16日 AFP】20-21フランス・リーグ1は15日、第1節の延期分が行われ、オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)は敵地でモンペリエ(Montpellier HSC)に1-2で敗れた。スペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)への移籍がうわさされているメンフィス・デパイ(Memphis Depay)は、リヨンでのラストゲームにもなり得るこの一戦で、クラブに別れを告げることになるかもしれないゴールを挙げた。

 前半と後半にテジ・サヴァニエ(Teji Savanier)にゴールを許し、0-2とリードされていた10人のリヨンは、82分にデパイがPKで1点を返したが、反撃はここまでとなった。

 オランダの国内紙テレグラフ(De Telegraaf)はこの日、デパイは2500万ユーロ(約31億円)の移籍金で、オランダ代表の前指揮官であるロナルド・クーマン(Ronald Koeman)監督が率い、同代表のフレンキー・デ・ヨング(Frenkie de Jong)も所属するバルセロナに移籍する見通しと報じた。

 しかし、リヨンのジャン・ミシェル・オラス(Jean-Michel Aulas)会長はその後、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ(Josep Maria Bartomeu)会長からデパイを獲得する金銭的な余裕はないと伝えられたことを打ち明けた。

 オラス会長はツイッター(Twitter)に「バルセロナの会長は日曜日(13日)、バルサ(バルセロナの愛称)は新型コロナウイルスによる危機にかなり苦しんでおり、オファーを出すことができないと話していた」と記した。(c)AFP