【9月16日 AFP】スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)に所属するギャレス・ベイル(Gareth Bale)の代理人は15日、イングランド・プレミアリーグ、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)への同選手の復帰に向けて話し合いを行っていると明かした。

 レアルでジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督に冷遇されているベイルは今月、プレミアリーグに復帰する可能性は開かれていると述べており、現地ではトッテナムやマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)が獲得に関心を寄せていると報じられていた。

 トッテナムも、ローン契約になる可能性が高いものの、現時点では完全移籍も排除されていない契約の可能性について、ベイルの代理人と交渉を始めている。

 ベイルの代理人を務めるジョナサン・バーネット(Jonathan Barnett)氏は、英BBCに「ギャレスは今でもスパーズ(トッテナムの愛称)を愛している」とコメントした。「われわれは話し合いを行っている。そこはベイルが行きたがっている場所」

 ベイルは週給約60万ポンド(約8100万円)の契約を2年残しているが、レアルは同選手との困難な関係を前進させるためなら、給与の一部を支払う意思があると報じられている。

 2013年、トッテナムから8500万ポンド(約115億5000万円)という当時の世界最高額となる移籍金で加入した31歳のベイルは、レアルで欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)を4度制し、リーグ戦の優勝も2度経験した。

 しかしジダン監督との関係がこじれたことで、レアルが3年ぶりのリーグ制覇を果たした昨シーズンは、新型ウイルスによる中断後の先発出場が1試合にとどまるなど、プレー機会にほとんど恵まれなかった。

 17歳のときにサウサンプトン(Southampton FC)から加入したトッテナムで世界でも有数のアタッカーに成長したベイルは、同クラブに今でも愛着を持っている。(c)AFP