【9月16日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2020)は15日、男子シングルス1回戦が行われ、大会第10シードのスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)は0-6、6-7(2-7)で予選を勝ち上がった18歳のロレンツォ・ムゼッティ(Lorenzo Musetti、イタリア)に屈辱的な敗戦を喫し、1回戦で姿を消した。

 四大大会(グランドスラム)を3回制し、大会最年長の35歳となるワウリンカは、第2セットのゲームカウント0-2から反撃したが、主導権を取り戻すにはすでに手遅れで、地元出身で世界ランキング249位のムゼッティに敗れた。

 一方のムセッティは、この試合までツアーの本戦には1回しか出場したことがなかったが、1時間24分でワウリンカを撃破。2回戦で錦織圭(Kei Nishikori)と対戦するムゼッティは「彼のプレーはテレビで見たことがあるし、すごい強敵なのは分かっている」「まずはこの勝利を味わい、それから錦織戦のことを考えたい」と話した。

 ムゼッティは、ワウリンカがプロに転向した2002年生まれの18歳で、今大会の最年少選手となっている。

 その他の試合では、全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)8強の第9シード、アンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev、ロシア)が6-4、6-4で予選勝者のファクンド・バグニス(Facundo Bagnis、アルゼンチン)に快勝し、次戦はホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)と対戦する。

 第12シードのデニス・シャポバロフ(Denis Shapovalov)と第13シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic)のカナダ勢は、それぞれ6-2、6-3でギド・ペラ(Guido Pella、アルゼンチン)を、7-6(7-3)、6-2でアドリアン・マナリノ(Adrian Mannarino、フランス)を退けてどちらも勝ち上がった。(c)AFP