【9月16日 Xinhua News】中国遼寧省(Liaoning)の瀋陽税関が管轄する瀋陽郵便局税関はこのほど、日本から届いた郵便小包の中から生きたカブトムシ9匹を発見し押収したことを明らかにした。同税関は現在、法に基づきこの昆虫を差し止め、さらなる処置を行っている。

 カブトムシは数が一定限度を超えると、森林の植生や生態環境を破壊する恐れがある。近年、中国国内で爬虫(はちゅう)類や両生類、昆虫などのペット市場が日増しに活気づくのに伴い、カブトムシの人気が高まっており、1匹数千元(1元=約16円)で取引されることもあるという。

 瀋陽税関は「中華人民共和国携帯・郵送による持ち込み禁止動植物および動植物製品リスト」の規定に基づき、生きた動物は中国が郵送による持ち込みを禁止する物品に属しており、人々がくれぐれも生きた昆虫などを「海外通販サイト」で購入して許可なく中国国内に郵送することがないよう注意を呼び掛けている。(c)Xinhua News/AFPBB News