【9月20日 CGTN Japanese】神農架(Shennongjia)国家公園では最近デザインが風変わりでユニークな「歩道橋」が見られます。これらの橋は道路の上方や、大きな木々を支えとした峡谷をつなぐ部分、また渓流の両側など、さまざまな場所に架けられています。これらの橋は「生活回廊」と呼ばれ、神農架の山林に生息する国宝とも言われるキンシコウのために設けられており、キンシコウの縁談の架け橋となっています。

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 華中地区で動物の繁殖を目的とした回廊が築かれたのは今回が初めてで、これによって公園内の分散していた野生動物の生息地がつながりました。観察によると、生活回廊によって、キンシコウの異なる群れの間に「外交」のルートが出来上がっているとのことです。希少野生動物の保護と繁殖の効果的な手段として、こうした回廊は今後もさらに設けられる見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News