【9月15日 AFP】台湾の親中派野党・国民党(KMT)は13日、中国国営メディアによる「和議を乞いに来る」との「不適切な発言」を受け、中国で行われるフォーラムに代表団を派遣しないと発表した。

 中国は2016年以来、台湾与党・民主進歩党(DPP)との交渉を拒否しているが、国民党の政治家らは関係を維持し、中国の港湾都市アモイ(Xiamen)で開かれるフォーラムに毎年参加してきた。

 しかし、国営中国中央テレビ局(CCTV)の時事問題番組が先日、この訪問について「和議を乞いに来る」と報じたため、国民党の反発を買った。

 多くの有権者が国民党を中国寄りすぎると見なす中、CCTVの勝ち誇った論調を受けて、代表団の派遣中止を求める圧力が高まっていた。

 国民党の王育敏(Wang Yu-min)文化・伝播委員長は記者団に対し、「(中国が)両岸(台中)間の友好的で平和的な交流を維持したいのならば、このような不適切な発言はすべきでない」「両岸間の相互の信頼は今、非常に不安定な状態にある」と述べた。

 国民党がこのフォーラムに参加しないのは、12年間で初めて。台湾内で親中派を増やそうとしている中国政府にとっても痛手となる。(c)AFP