【9月15日 AFP】神経剤ノビチョクを使った毒殺未遂の被害に遭ったとされるロシアの野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の治療を行うドイツの病院は14日、同氏が動けるまで回復し、ベッドを離れられるようになったと発表した。

 西側諸国はナワリヌイ氏について、旧ソ連が開発した化学兵器であるノビチョクによる襲撃を受けたとの見解を示している。ノビチョク使用の証拠はドイツに続き、フランスとスウェーデンの研究所でも確認された。

 これを受けてエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領はロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領との電話会談で、事件を「殺人未遂」と呼び解明を要求。一方のプーチン氏は「ロシア側に対する事実無根の言いがかり」だと反論した。(c)AFP/Deborah COLE