【9月15日 Xinhua News】米コーネル大学(Cornell University)ホテル経営学部新1年生の高赫言(Gao Heyan)さんは10日午前、中国の浙江大学(Zhejiang University)国際連合学院で入学手続きを済ませた。秋学期を迎え、彼は交換留学生として浙江大学海寧キャンパスでキャンパスライフを送ることになる。

 高さんは「いろいろなキャンパスライフを体験する機会があるのはいいことだと思う。そうでなければ今年は一人自宅でオンライン授業を受けていただろう。浙江大学には私たち合わせて30人余りが来ている」と述べた。

 コーネル大学は先ごろ、高さんのように新型コロナウイルス感染症流行の影響で大学に来られない中国の留学生に対し、清華大学(Tsinghua University)、北京大学(Peking University)、浙江大学など中国国内の名門大学8校で、オンライン授業の受講を申請できる留学プロジェクトを発表した。

 同学院は9月10日時点で、米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校やコーネル大学に新たに入学する予定だった中国人留学生300人以上を受け入れている。

 同学院の責任者は「本学は米国のいくつかの大学と長期的に良好な協力と相互コミュニケーションの関係を持っている」と説明、浙江大学でこれらの留学生は、同大学の学生と同じように各種学内サービスを利用できると述べた。さらに、これらの学生のために教室でのディスカッションを行う教師と助手を手配したほか、中国近現代史や異文化交流など一般教養の授業を開設したという。

 統計によると、イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校とコーネル大学のほかにも、デューク大学(Duke University)、ニューヨーク大学(New York University)、ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology)など約20の米国の大学が、中国の大学と協力して新入生の入学問題を解決している。(c)Xinhua News/AFPBB News