【9月14日 Xinhua News】中国広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)で11~13日に開催された2020年広東国際観光産業博覧会で、日本のブースが注目を集めた。

 日本政府観光局(JNTO)は観光地のPRのほか、伝統文化講師の川岸友梨さんを招いて、会場で茶道や着付け、風呂敷包みなどの講座を開催した。来場者は日本の茶道や、平面から立体を生み出す着物の美学、日本の伝統文化の知恵を結集した風呂敷について理解を深めた。また、興味津々な様子で着付けを体験し、日本情緒あふれるブースの前で記念撮影に納まった。

 JNTO広州事務所の担当者は「観光産業はまだ以前の水準には回復していないが、中国人観光客には日本の観光地や風習・文化をもっと知ってもらいたい。日本にはまだまだ見どころが多く、例えば岐阜県高山市や愛知県など、一般のツアーではあまり訪れない地域にも注目してもらいたい」と説明。また今回の博覧会でのPR活動を通して、観光業の回復後により多くの中国人観光客を日本への「深度遊(1カ所に長く滞在し、その地を深く味わう楽しみ方)」に誘致したいと述べた。(c)Xinhua News/AFPBB News