【9月14日 AFP】13日に行われた全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)男子シングルス決勝で準優勝に終わったアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が、痛恨の敗北から立ち直り、いつか四大大会(グランドスラム)で優勝してみせると誓った。

 自身初のグランドスラム決勝に臨んだ23歳のズベレフは、2セットアップとリードし、さらに第3セットも1ブレークアップとしたが、最後はドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)にフルセットで敗れた。

 試合後、失望した様子のズベレフは「グランドスラムのチャンピオンになるまで、本当にあと少しのところだった。あと数ゲーム、もしかしたらあと数ポイントだった」と語った。

「一番がっかりしているのは第3セットではなく、(5-3でサービングフォーザチャンピオンシップを迎えた)第5セットだ」「第5セットではたくさんチャンスがあったのに生かせなかった」

 試合は結局、ティエムが4時間2分の末に2-6、4-6、6-4、6-3、7-6(8-6)で勝利。2セットダウンからの逆転での全米制覇はオープン化後初めてで、同大会の決勝がタイブレークで決するのも今回が初めてだった。

「グランドスラムの決勝でセットカウント2-0として、さらにブレークアップしてから負けるのは厳しい」と、精神的につらい負け方だったと認めるズベレフだが、将来的な優勝は確信しているとも付け加え、「自分は23歳。これがラストチャンスだとは思わない。いつかグランドスラムチャンピオンになると強く信じている」と語った。(c)AFP