【9月14日 AFP】20-21イングランド・プレミアリーグは13日、第1節の試合が行われ、エバートン(Everton)はドミニク・キャルバート・ルーウィン(Dominic Calvert-Lewin)が決勝点を挙げ、敵地でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)に1-0で勝利した。

 トッテナムを相手に2012年以来となる白星を挙げたエバートンのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、今季のチームはビッグ6とも張り合えるという自身の考えがまっとうなものであることが証明されたと述べた。

 ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)やアブドゥラエ・ドゥクレ(Abdoulaye Doucoure)、アラン(Allan)と契約し、強力な補強をしたエバートンは、リーグ戦を12位で終えた昨季のチームから大幅に改善されているように見え、完全に勝者に値する内容だった。

 アンチェロッティ監督は「メンタリティーと姿勢がしっかり整っていれば戦えるという最も重要なメッセージを示した」とコメントした。

「チームの目標は欧州カップ戦の出場権争いだと試合前に話した。初戦は良かったが、2戦目や3戦目を見てみなければならない。だから、もう少し待つ必要があるが、私には大きな自信がある。試合前もあったが、今のほうが自信は大きくなった。それでも、チームは集中しなければならない」

 一方、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が開幕から指揮する初めてのシーズンで立て直しを目指すトッテナムだが、この日は攻撃のアイデアを欠いている様子で、トップ4復帰の挑戦に着手する中でホームで手痛い黒星を喫した。

 モウリーニョ監督は、失点につながったFKと短縮されたプレシーズンで選手たちの準備が整っていないことの不満を口にしつつ、「きょうのチームは好みじゃなかった」と述べた。

「失点後のチームはお粗末だった。フィジカル面が強くなかったし、インテンシティー(強度)も一切なかった。フィジカル面のコンディションが万全でない」と続けた指揮官は、新型コロナウイルスの陽性反応者が出たことでチームのプレシーズンに影響が出たと話したが、関係した選手の名は明かさなかった。(c)AFP/Kieran CANNING