【9月14日 Xinhua News】中国屈指の繁華街として知られる上海南京路は12日、新たな歴史の一歩を踏み出した。南京路歩行街(歩行者専用道路)が東に500メートル拡張され、上海の中心点「人民広場」から黄浦江沿岸の外灘(ワイタン)に至る区間が初めて歩行者専用通路としてつながった。

 縦と横の方向で黄浦江とつながる外灘と南京路は19世紀半ばの上海開港以降、同市のランドマークとして世界に名をはせた。21世紀を間近に控えた1999年には歩行者専用の南京路歩行街が開設され、2010年の上海万博開催時には、通り沿いの商業ビルや店舗も新たに改装された。そして2020年、歩行街の拡張工事は新型コロナウイルスの試練を受けてもペースを落とさず、無事開通の日を迎えた。

 南京路と外灘が接続する地点には老舗ホテルの和平飯店がある。1929年に建てられた建物は完成当時「極東一のビル」と呼ばれた(ホテルへの改装は56年)。同ホテルのGeorge Weeゼネラルマネジャーは「南京路歩行街の拡張は上海にとって大きな意義がある。都市にさらなる活力と繁栄をもたらす」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News