【9月14日 Xinhua News】中国国家航天局の月探査・宇宙計画センターはこのほど、月の裏側で既に618日間(地球時間)任務に当たっている月探査機「嫦娥(Chang'e)4号」と月面探査車「玉兎(Yutu)2号」が、再び光の照射を受け自動的に休眠モードから覚醒したと明らかにした。嫦娥4号と玉兎2号はそれぞれ北京時間の9月12日午前5時15分(日本時間同6時15分)と9月11日午前11時54分(同午後0時54分)、月面で22回目の昼の活動期を迎えた。

 フルパノラマカメラの組み合わせ画像やデジタル正射画像(DOM)などのデータによると、玉兎2号は今回の活動期間中、玄武岩または反射率が比較的高い衝突クレーターエリアに向け走行する。現在の観測地点から最も近いクレーターまでは約83メートル離れており、同クレーターの南側には直径約160メートルの退化したクレーターも存在する。いずれも現在の観測地点の北西方向にあり、玉兎2号は今回、これらのクレーターを調査する。(c)Xinhua News/AFPBB News