【9月13日 AFP】ツール・ド・フランス(2020 Tour de France)は12日、第14ステージ(クレルモンフェランからリヨン、194キロメートル)が行われ、終盤に抜け出したチームサンウェブ(Team Sunweb)のセーアン・クラーウアナスン(Soren Kragh Andersen、デンマーク)が独走でのステージ優勝を飾った。

 157人の集団は、お祭りムードに包まれたラグビー好きの町クレルモンフェラン(Clermont-Ferrand)を離れ、暑さの中でやっかいなコースへ乗りだして行った。その中で、レースは貴重なスプリントポイントを狙うペーター・サガン(Peter Sagan、スロベニア)擁するボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)がけん引し、五つの山岳を越える過程でサガンのライバルたちをふるい落としていった。

 しかし、難しいリヨン(Lyon)の市街地フィニッシュが近づく中、ゴールまで残り数キロメートルで電光石火のアタックを決め、トップでフィニッシュしたのは、ノーマークのクラーウアナスンだった。チームサンウェブは、マルク・ヒルシ(Marc Hirschi、スイス)が単独での逃げを成功させた第12ステージに続き、今大会2勝目を挙げている。

 総合争いでは、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)がまたしても絶好調ぶりを披露し、神経戦を生き延びてトップを維持した。

 UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が44秒差の2位につけ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)の前回王者エガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)は、残りステージ数が少なくなる中で、ログリッチとの差が59秒に拡大している。

 この後大会はリヨンを離れ、楽しみな山岳ステージが続く第3週に入る。13日の第15ステージは、174.5キロメートル中に上り区間が合計35キロメートルもあるコース。特に平均傾斜7.1度、長さ17.4キロメートルの過酷なヒルクライムを経てツールの象徴の一つ、標高1501メートルのグラン・コロンビエ(Grand Colombier)の山頂フィニッシュに向かうラストは、総合争いの行方を左右する舞台になる可能性もある。(c)AFP/Damian MCCALL