スイスの山でウイングスーツジャンパー事故死 3日間で2人目
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【9月12日 AFP】スイスの山脈で10日、ウイングスーツジャンプを行っていた米国人男性(34)が事故死した。地元警察が明らかにした。同国でのウイングスーツジャンプによる死亡事故は、8日から10日までの3日間で2件目。
10日の事故は、スイス北東部ザンクトガレン(St Gallen)地方の石灰岩で覆われた七つの峰から成るクールフィルシュテン(Churfirsten)山脈で起きた。ここは、ハイキングやマウンテンバイク、パラグライダーなどを楽しむ人々の間で人気が高い。
ザンクトガレン警察によると、この男性は、同山脈の中で最も高い峰で、ベースジャンプ(断崖や建造物からパラシュートなどで降下するスポーツ)の名所として知られる標高2306メートルのヒンタールック(Hinterrugg)からウイングスーツを着て飛び降り、「(麓の小さな町)バレンシュタット(Walenstadt)に降りる途中で、何らかの理由により墜落した」という。
男性は、航空救助隊によって遺体で発見された。警察は男性の氏名を公表しておらず、墜落原因を調査している。
8日には、スイス南西部レディアブルレ(Les Diablarets)でも、別のウイングスーツジャンパー(46)が事故死している。(c)AFP