【9月12日 AFP】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は11日、バーレーンとイスラエルが「和平協定」で合意に至ったと発表した。先月にはアラブ首長国連邦(UAE)もイスラエルと国交正常化で合意していた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)への投稿で「きょう、歴史的な突破口がまたあった! ともにわが国の素晴らしい友好国であるイスラエルとバーレーン王国が和平協定に合意した。イスラエルと和平に至ったアラブ国家は30日間で2か国目だ」と表明した。

 米・イスラエル・バーレーンは共同声明で、「全面的な国交」樹立を宣言。バーレーンは今月15日に米ホワイトハウス(White House)で行われる式典でイスラエルとの合意文書に正式に署名することに同意した。同式典ではUAEとイスラエルが8月中旬に発表した国交正常化合意の署名も行われる。

 声明によると、バーレーンのハマド・ビン・イサ・ハリファ国王(King Hamad bin Isa Al-Khalifa)とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は11日、トランプ氏と協議し、国交正常化に合意した。

 トランプ氏はホワイトハウスでの会見で、「真に歴史的な日だ」と述べ、2001年9月11日に起きたイスラム過激派による米同時多発攻撃から19年の節目に発表を行えたことは「とても興味深い」と言明。「私の就任時、中東は全くの混沌(こんとん)状態にあった」と述べた。

 米国は大統領選を7週間後に控えており、トランプ氏は再選に向けて厳しい選挙戦を強いられている。(c)AFP