【9月12日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間11日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は91万300人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも2822万1090人の感染が確認され、少なくとも1880万3600人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 10日には世界全体で新たに5862人の死亡と30万2322人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの1209人。次いで米国(1000人)、ブラジル(983人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに19万1802人が死亡、639万7547人が感染し、少なくとも240万3511人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は12万9522人、感染者数は423万8446人。以降はインド(死者7万6271人、感染者456万2414人)、メキシコ(死者6万9649人、感染者65万2364人)、英国(死者4万1608人、感染者35万8138人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの92人。次いでベルギー(86人)、スペイン(64人)、チリ(62人)、ボリビア(62人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万5168人、回復者数は8万377人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が30万5083人(感染807万1049人)、欧州が22万323人(感染438万5463人)、米国・カナダが20万1001人(感染653万2200人)、アジアが11万1612人(感染622万8252人)、中東が3万9316人(感染164万1250人)、アフリカが3万2115人(感染133万2519人)、オセアニアが850人(感染3万362人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP