【9月13日 Xinhua News】カンフーとも呼ばれる中国武術は3千年以上の歴史を誇るが、これまでは中国の中高年層にしか人気がなかった。

 しかしここ数年、武術大会の開催や学校の休み期間中の無料レッスンの実施、政府の支援などにより、若者の間でも人気が広がっている。

 中国寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)でこのほど開催された10代向けの青少年選手権大会では、全参加者の6割が7~12歳の部の出場者だった。また、同自治区で8月上旬に開かれた、全年齢を対象とした競技会では、全参加者497人のうち9割をジュニア選手が占めた。

 同自治区銀川市(Yinchuan)では最近、ゆったりした動きの太極拳を練習する高齢者以外にも、若い師匠からカンフーを学ぶ10代の若者グループの姿も目にするようになった。

 武術を習う女の子も増えている。寧夏武術協会の徐富裕(Xu Fuyu)副秘書長によると、今年の選手権大会に出場した女子選手は昨年より100人も多かった。

 ブルース・リーやカンフー映画などの影響もあり、徳や礼といった中国文化を内包し、競技性と鑑賞性を兼ね備えた中国武術の愛好家は全世界に広がっている。(c)Xinhua News/AFPBB News