【9月11日 AFP】20NFLは10日、シーズン開幕戦が行われ、昨季王者のカンザスシティー・チーフス(Kansas City Chiefs)は34-20でヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)を下し、連覇に向けて白星発進した。

 第54回スーパーボウル(Super Bowl LIV)でチーフスを勝利に導いたQBパトリック・マホームズ(Patrick Mahomes)は、そのときと同様に堅実なプレーでタッチダウン3本を決める活躍をみせ、テキサンズを粉砕した。

 この試合でパス24本に成功して合計211ヤードを稼いだマホームズは、「オフシーズンに僕らをはじめ、世界やこの国が直面したことを考えれば、ここに戻ってきて再び普段通りのことができるのは楽しい」「勝ててうれしい」とコメントした。

 今季のNFLでは6チームのみがホームスタジアムに限られた人数の観客を入れることにしており、そのうちの一つであるチーフスの本拠地アローヘッド・スタジアム(Arrowhead Stadium)では、この日1万5985人のファンが観戦した。

 しかし、反人種差別への支持を表明する「連帯の瞬間」として、試合前に両チームの選手が互いに腕を組むと、チーフスファンの一部がブーイングを浴びせる騒動があった。

 その場面の前にはテキサンズの選手が、米国国歌と「黒人の国歌」と称されている「リフト・エブリ・ボイス・アンド・シング(Lift Every Voice and Sing)」が演奏されている間、ロッカールームに残った。

 チーフスはいずれの曲でも大半の選手が起立してフィールド上にとどまっている中で、DEアレックス・オカフォー(Alex Okafor)は、国歌演奏時に片膝をついた。

 テキサンズのJJ・ワット(J.J. Watt)は、ブーイングについて「残念だ」と嘆き、「あれは理解できない」「国旗が絡んでいたわけではない。ただ二つのチームが団結を示したという以外、何もなかったのに」と語った。(c)AFP