【9月11日 AFP】男子ゴルフでメジャー通算2勝を誇るジョン・デイリー(John Daly、米国)が10日、膀胱(ぼうこう)がんと診断されていたことを公表した。これから長期にわたる闘病生活になる可能性はあるものの、希望は持ち続けているとしている。

 現在54歳のデイリーは、米放送局ゴルフ・チャンネル(Golf Channel)に対して手術を受けたことを明かした。当初は腎臓結石との闘いだと思っていたといい、「再発するかもしれないし、また3か月後はどうかな。とにかく分からない」「幸いにも早期の発見だが、膀胱がんについては詳しく知らない」「消滅するものではないらしい。経過を見ていくしかないだろう。奇跡が起きるかもしれない」と語った。

 1991年に第73回全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)で優勝し、1995年の第124回全英オープン(The Open Championship)では、コスタンティノ・ロッカ(Costantino Rocca、イタリア)とのプレーオフを制してタイトルを手にしたデイリーは、「医師は手遅れとは言っていない。残念ながら、がんは再発する。しかし、医師の指示を聞いて禁煙を心掛けていくつもりだ」と話した。

「再発するときは再発する。6か月〜1年くらいして消え去らなければ、自分の人生を生きていく。何か楽しいことをするつもりだ」「壮絶な人生は経験済みだ。何が起きようと、自分は死を恐れたりしない」

「ここ7~8年あるいは13年のキャリアで、もう少し健康的にプレーできていればよかった。だけど、自分はまだ動けているし、人生を生きている。やるべきことをやっているんだ」「試練は受け入れられる」 (c)AFP