ギリシャ最大の移民施設火災、独仏など数百人の受け入れ表明
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【9月11日 AFP】ギリシャのレスボス(Lesbos)島にある同国最大のモリア(Moria)移民収容施設の火災で、数千人の難民申請者が住む場所を失ってから3日目を迎えた。フランスやドイツ、オランダは10日、子どもたちを中心に数百人の移民を受け入れると表明した。
絶望に立たされた家族の多くには幼い子どもがおり、家もなく空腹で苦しい生活を送っている。多くの人には、テントや最低限の寝具すらない。
施設が炎に包まれる前になんとか身分証明書を持ち出すことができたシリア人女性のファトマ・アルハニ(Fat
ドイツとフランスの協議に近い筋はAFPに対し、独仏両国は10日、施設にいる約400人の未成年者を欧州連合(EU)加盟国で分担して受け入れる新たな取り組みに合意したと述べた。
アンゲラ・メルケル(Ang
ギリシャのキリアコス・ミツォタキス(Kyriakos Mitsotakis)首相は、そうした心情が行動に移されることを望んでおり、仏領コルシカ(Corsica)島で行われた地中海沿岸諸国の首脳サミットで10日、「欧州は連帯の言葉から連帯の行動の政策に移行しなければならない。移民危機を議論の中心とし、さらにいっそう具体的にするべきだ」と主張した。
オランダは、移民100人(うち半数は未成年)の受け入れを表明している。(c)AFP/Marin