【9月11日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間10日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は90万4534人に増加した。

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 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で少なくとも2791万5770人の感染が確認され、少なくとも1858万400人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 9日には世界全体で新たに6052人の死亡と27万7284人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはインドの1172人。次いで米国(1170人)、ブラジル(1075人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに19万873人が死亡、636万3276人が感染し、少なくとも238万7479人が回復した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は12万8539人、感染者数は419万7889人。以降はインド(死者7万5062人、感染者446万5863人)、メキシコ(死者6万9095人、感染者64万7507人)、英国(死者4万1594人、感染者35万5219人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはペルーの92人。次いでベルギー(86人)、スペイン(63人)、英国(61人)、ボリビア(61人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万5153人、回復者数は8万358人。

 地域別の死者数は、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が30万2677人(感染798万7465人)、欧州が21万9820人(感染433万3865人)、米国・カナダが20万68人(感染649万7353人)、アジアが11万197人(感染611万8176人)、中東が3万9038人(感染162万5285人)、アフリカが3万1893人(感染132万3325人)、オセアニアが841人(感染3万306人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP