【9月12日 Xinhua News】中国山西省(Shanxi)南部、万栄県(Wangrong)の中心市街地の東南部に、全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財に相当)に指定される万栄東岳廟の建築群がある。中でも中軸線上にある飛雲楼は精巧かつ独特な造りで、中国楼閣建築の傑作とされる。地元では「万栄に飛雲楼あり、上半分は雲を突く」と言われる。

 明の正徳年間(1506~1521年)に建てられた純木造建築で、高さは23・19メートル。外観は3層だが、内部は5層となっている。同省北部の応県にある現存する世界一高い純木造の仏塔、応県木塔とともに「南楼北塔」と呼ばれる。(c)Xinhua News/AFPBB News