【9月10日 AFP】(更新)フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)、フェラーリ(Ferrari)に所属するセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が、2021年シーズン以降レーシングポイント(Racing Point)から参戦することで契約を結んだ。レーシングポイントが10日、発表した。

 ベッテルは2010年から2013年までレッドブル(Red Bull)で4連覇を果たしたが、フェラーリは契約を更新していなかった。来季からアストンマーティン(Aston Martin F1)に名称が変わるレーシングポイントは、今回の契約はレース界に対する「はっきりとしたシグナル」だと述べている。

 前日に今季限りでレーシングポイントを離脱することを発表したセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)の後任となるベッテルは、来シーズンからランス・ストロール(Lance Stroll)と共にレースに臨むことになる。

 ベッテルはフェラーリで6シーズン目を過ごしているが、レッドブル時代のような英雄的な活躍の再現はできていない。今季は特に苦しんでおり、13日に決勝が行われる第9戦トスカーナGP(Tuscan Grand Prix 2020)を前にドライバーズ選手権で13位に沈んでいる。(c)AFP