【9月10日 AFP】ツール・ド・フランス(2020 Tour de France)は9日、第11ステージ(シャトライヨンプラージュからポアティエ、167.5キロメートル)が行われ、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のカレブ・ユアン(Caleb Ewan、オーストラリア)が写真判定の末、ステージ優勝を果たした。

 当日の朝、さまざまな展開をイメージしていたという小柄なユアンは、第10ステージの覇者で練習パートナーでもあるドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のサム・ベネット(Sam Bennett、アイルランド)を抑え、ゴール前の集団スプリントを僅差で制した。

 ユアンは、現在ポイント賞のトップに立っているベネットについて、「彼がどれだけ努力し、本人にとってそれがどれほど大きな意味を持つことなのか知っている。けれど、僕にとっても重要なことだった」とコメントした。

「彼は最も親しい友人の一人。僕らは最高の仲間で、同じ区画に住んでいるし、練習も一緒にしている」

 また、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のペーター・サガン(Peter Sagan、スロベニア)は3位でフィニッシュしたものの、熱狂的なファンが押し寄せたポアティエ(Poitiers)の直線スプリントで自身のラインを外れ、チーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のワウト・ファン・アールト(Wout van Aert、ベルギー)の飛び出しを防いだとして、降格処分となった。

 ユアンはサガンが進路をそれたことについて「僕は問題なかったと思う。スプリントとはそういうものだから」と述べた。

 一方、ファン・アールトのチームメートで、総合首位を維持したプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は、今回の件についての見解を決めかねているようだ。

 イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)の前年王者エガン・ベルナル(Egan Bernal、コロンビア)に21秒差をつけているログリッチは「ある意味では正しい判断」と話した上で、「スプリンターは他の選手たちとは違う。クレイジーでより強靱(きょうじん)だ。けれど、公平でなければならない」と続けた。(c)AFP/Damian MCCALL