【9月10日 AFP】全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)は9日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)が6-1、6-2、6-4で第21シードのアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に圧勝し、4強入りを果たした。

 初の四大大会(グランドスラム)タイトルを目指すティエムは、アーサー・アッシュ・スタジアム(Arthur Ashe Stadium)での試合後、「きょうは最初から感覚が最高だった」と振り返った。

 ティエムはこの日、デミノーの1本に対して11本のエースを記録。ファーストサーブでのポイント獲得率も同選手が49パーセントだったのに対し、83パーセントと大きく上回った。試合を通してのウイナーの数は43本で、これが自身初のグランドスラム準々決勝だったデミノーはわずか17本にとどまった。

 ティエムは次戦、13日の決勝進出を懸け第3シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)と対戦する。

 今大会の男子シングルスは、王者ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が線審に誤ってボールをぶつけて4回戦で失格になったことを受け、グランドスラム初優勝者の誕生が確定している。

 準決勝は11日に行われ、もう一方のカードでは第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が第20シードのパブロ・カレーニョ・ブスタ(Pablo Carreno Busta、スペイン)と顔を合わせる。(c)AFP